特定危険指定暴力団「工藤会」トップの総裁野村悟(73)とナンバー2の会長田上不美夫(63)の両被告が殺人罪などに問われている福岡地裁での公判は、四つの事件のうち元福岡県警警部銃撃事件の証人尋問が終わった。両被告が指示したとの証言は出なかった。一方、事件の実行役らが受け取った現金の趣旨が焦点の一つになった。
事件は2012年4月に発生。北九州市小倉南区の路上で、工藤会の捜査に長く携わり、両被告と面識があった元警部が左足などを撃たれた。
この事件では、これまでに実行役や送迎役ら5人が実刑判決を受けた。判決は野村被告が意思決定し、田上被告、ナンバー3で理事長の菊地敬吾被告(47)、指示役の組幹部の順に指揮命令があったと認定した。
■実行役ら、生々しいやりと…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル